エレアコの原点を辿って
タカミネがエレアコを製品化した1978年当時は、まだマイクロフォンの前でアコースティック・ギターを弾くのが普通で、ギター本体を加工するなどもってのほか、エンドピン・ジャックを取り付ける為に穴を広げるだけでも抵抗のある方も少なくありませんでした。
そんな時代に、ボディの胴に茶色のコントロール・パネルが付いたエレアコを否定感なく積極的に手にして評価して下さったのは、ステージでの演奏環境にストレスを感じていたアメリカのトップ・プロ・ミュージシャン達でした。スプルース・トップにローズやマホガニーを配したドレッドノートこそがアコースティック・ギターのスタンダードだった当時、初期のタカミネ・エレアコにはオール・ハワイアン・コアのモデルやクラシックギター・シェイプのスティール弦モデルなど、ユニークな製品がラインナップされていました。
エレアコ初期のタカミネに見られる個性的な仕様を盛り込み、現代的なアレンジを加えたリミテッドモデル「THE 60TH」「LTD2022」。
エレアコの「原点」から「今」につながるストーリーをお愉しみ下さい。