開発部員のTです。
今日は、象嵌という技術について紹介したいと思います。
象嵌とは、
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
象嵌(ぞうがん、象眼とも)は、工芸技法のひとつ。
象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味がある。象嵌本来の意味は、一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味で金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等がある。その中の金工象嵌は、シリアのダマスカスで生まれ、シルクロード経由で飛鳥時代に日本に伝わったとされる。江戸時代には京都などに優れた職人が多数生まれ、日本刀の拵えや甲冑、鏡や根付、文箱、重箱などに腕を振るった。素材としては金属だけではなく、彩色した木材や骨片、貝殻、陶磁器なども用いられる。
とあります。
この伝統的技術を駆使して、弊社においても口輪、ピックガード、キーホルダー等を製作しています。
丁度現在和柄を配した特注キーホルダーを製作中なので、実際どのように製作されているか見てみましょう。このキーホルダーは、TAKAMINEヘッド型です。
まずは、レーザーカッターでワーク材を切ります。レーザー加工機は、NCプログラムで動きます。同開発部の中井氏が編集、加工を担当していますが、各パーツの嵌め合いは抜群です。
ちりめんAの表柄をTとkとeの丸パーツを残して切るのがミソです。
ちりめんBでTAKAMINEロゴを表現します。
そして、パーツ類をパズルのように組合わせ、接着し、サンダーで厚みをそろえれば、表パーツの完成です。
この象嵌技術は様々な製品に応用できる技術です。