タカミネギタークラブ

タカミネ ホーム » Takamine BLOG » デュアル・ピックアップという考え方

デュアル・ピックアップという考え方

弊社では、マグネティック・ピックアップをフロントで使用し、駒下のピックアップと併用する「デュアル・ピックアップ・システム」を1985-1988ごろにすでに実売を始めていた。FXCボディのEF581ME/MR/MBという輸出用モデルで、フロントかリア(パラセティック)か両方かの3択式スイッチを用いたシステムでステレオアウトになっていた。フロントのマグネットは最終フレットの指板下にハンバッカータイプのピックアップが吊り下げげられていて、ピックアップバーがフレット代わりになっていた。ただし、当時はブロンズ弦に対応できるピックアップがなかったため、弦はJAZZ用のニッケル弦が使用されていました。

DUAL_2.jpg

後期に国内で発売されたものは、バランサーを組み込みフロントとリアをミックスできるものでした。ミックスといってもどちらかが大きくなり、どちらかが小さくなる擬似的なものでしたが、当時としては画期的なものでした。発表当時ジャクソン・ブラウンにこのギターを持って行くとたいへん良い評価を得たものの、当時出始めていたサンライズ(ブロンズ弦用のマグネット・ピックアップ)のことを話してくれました。彼はすでにこのサンライズのピックアップを使用していたのでした。ブロンズ弦の音を拾えないという問題をクリアできなかったこともあり、残念ながらこのモデルは大ヒットとは行きませんで、歴史に埋もれたモデルです。

 

現在は、CT4-DXプリとブロンズ弦対応TRI-AXの組み合わせよるデュアルシステムをお楽しみいただけます。

 

AX

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アーカイブ

ギターラインナップ

最新情報

ページトップへ