現在も国内外で人気のあるモデルの一つにサンタフェ・モデル(DSF46C/DSF47C)がある。これらのモデルは1993年に発表され人気を博したLTD93から引き継がれるサンタフェ・シリーズの後継機種として、以来数多くのプレイヤーに愛されてきました。サンタフェ・シリーズは、弊社米国ディストリビューター・KMC MUSICの元プロダクツマネジャーであったデビッド・バーグストローム氏のアイデアと当時KAMAN MUSICの社長であったビル・カマン氏から持ち込まれたアメリカ・ネイティブ・インディアンのデザイン・モチーフを基に、当時は類を見なかった画期的なカラスを表現したロゼッタ及びフィンガーボードのイーグル・インレイが注目を浴び世界中で大ヒットとなった。当初これらのインレイは、当時アメリカのギター製作家の一人であったマイケル・ガリアン氏から国内の業者の手に渡りNCにより作られていたが生産が間に合わず、また精密な加工ができないこともあり、レーザーカッターマシンとCNCマシンの導入に踏み切った。以後こうしたインレイワークの流れは、毎年の限定モデル、LTDシリーズに受け継がれ次々とヒット作を生み出してゆくのだが、当時としては斬新で画期的なモデルであり、タカミネのモデルのなかでも、エポックメイキングなモデルのひとつなのでである。
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